この記事の監修者
【この記事の監修者】土地家屋調査士:寺岡孝幸の顔写真

土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:合筆登記など不動産の表示に関する登記全般。

経歴:開業以来20年間、合筆登記など登記に関する業務を行っています。
土地家屋調査士のプロフィールはこちら

合筆の読み方は、「ごうひつ」と読むのか、
それとも、「がっぴつ」と読むのか、
どちらかわからないという人も多いのではないでしょうか?

合筆は、「ごうひつ」でも「がっぴつ」でも、
どちらの読み方も正解ですが、
地域や人によって違いがあります。

そこで、合筆の登記申請業務を行っている土地家屋調査士が、
合筆の読み方について解説致します。

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この記事を閲覧することで、地域ごとの合筆の読み方の違いや、
「ごうひつ」なのか「がっぴつ」なのかがわかります。

合筆の読み方

合筆の読み方は、「ごうひつ」でも、
「がっぴつ」でも、どちらも正しいです。

ただし、「ごうひつ」と読むのが一般的な地域と、
「がっぴつ」と読むのが一般的な地域があります。

さらに、同じ地域でも、
人によって「ごうひつ」と読む人もいれば、
「がっぴつ」と読む人もいるのです。

合筆について地域ごとの読み方の違い

地域によって、合筆の読み方が違うとは、
一体どういうことかと思われるかもしれません。

私自身は、10年間以上、
合筆のことを「ごうひつ」と読んでいました。

合筆は、「ごうひつ」としか読まないと思っておりましたが、
あることがきっかけで、合筆のことを、
「がっぴつ」と読んでいる地域もあることがわかったのです。

そこで、合筆の読み方について、
主に合筆を扱う役所での独自聞き取り調査の結果、
地域ごとに下記のような違いがあることがわかりました。

北海道地方での合筆の読み方

  • 北海道(旭川)・・・主にがっぴつと読む
  • 北海道(釧路)・・・主にごうひつと読む
  • 北海道(札幌)・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 北海道(函館)・・・主にごうひつと読む

東北・北陸地方での合筆の読み方

  • 青森県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 秋田県・・・主にがっぴつと読む
  • 山形県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 岩手県・・・主にがっぴつと読む
  • 福島県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 宮城県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 新潟県・・・主にがっぴつと読む
  • 長野県・・・主にがっぴつと読む
  • 石川県・・・主にがっぴつと読む
  • 富山県・・・主にがっぴつと読む
  • 福井県・・・主にがっぴつと読む

関東地方での合筆の読み方

  • 茨城県・・・主にがっぴつと読む
  • 栃木県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 群馬県・・・主にごうひつと読む
  • 埼玉県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 千葉県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 東京都・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 神奈川県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む

中部・近畿地方での合筆の読み方

  • 山梨県・・・主にごうひつと読む
  • 静岡県・・・主にごうひつと読む
  • 岐阜県・・・主にがっぴつと読む
  • 愛知県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 三重県・・・主にごうひつと読む
  • 滋賀県・・・主にがっぴつと読む
  • 京都府・・・主にがっぴつと読む
  • 大阪府・・・主にがっぴつと読む
  • 奈良県・・・主にがっぴつと読む
  • 和歌山県・・・主にごうひつと読む
  • 兵庫県・・・主にがっぴつと読む

中国・四国地方での合筆の読み方

  • 岡山県・・・主にがっぴつと読む
  • 鳥取県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 島根県・・・主にがっぴつと読む
  • 広島県・・・主にがっぴつと読む
  • 山口県・・・主にがっぴつと読む
  • 香川県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 愛媛県・・・主にがっぴつと読む(がっぴつが主流)
  • 高知県・・・人によってごうひつ又はがっぴつと読む
  • 徳島県・・・主にがっぴつと読む(がっぴつが主流)

九州・沖縄地方での合筆の読み方

  • 福岡県・・・主にがっぴつと読む
  • 佐賀県・・・主にがっぴつと読む
  • 大分県・・・主にがっぴつと読む
  • 長崎県・・・主にがっぴつと読む
  • 熊本県・・・主にがっぴつと読む
  • 鹿児島県・・・主にがっぴつと読む
  • 宮崎県・・・主にがっぴつと読む
  • 沖縄県・・・主にがっぴつと読む

日本全国の合筆の読み方が一目でわかる日本地図

合筆の読み方を日本地図上で色分けすると、
下図のようになります。
※青色が主に「がっぴつ」、赤色が主に「ごうひつ」、
 緑色が「人によってごうひつ又はがっぴつ」と読む地域です。

地域ごとに違う合筆の読み方の分布図
(青:主にがっぴつ、赤:主にごうひつ、緑:がっぴつとごうひつ両方)

全体的な感じから言えば、
主に「がっぴつ」と読む地域が多いようです。

以上は、あくまで独自の調査であって、絶対ではなく、
合筆の読み方としては、「ごうひつ」でも「がっぴつ」でも、
どちらも正解であることに変わりありません。

なお、分筆と合筆を同時に行う分合筆という登記もあり、
分合筆の読み方については、「分合筆の読み方」を参照下さい。

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合筆の読み方はごうひつ?がっぴつ?結局どっち?

合筆の読み方は、地域によっても違いますが、
同じ地域の人でも、「ごうひつ」と読む人もいれば、
「がっぴつ」と読む人もいます。

(人によっても読み方が違う)

なぜなら、最初に合筆について知った時に、
誰から教わったのか、どの書籍から知ったのかによって、
人によって合筆の読み方に違いがあるからです。

「ごうひつ」と言っている人から合筆について教われば、
合筆の読み方は、自然と「ごうひつ」になります。

逆に、「がっぴつ」と言っている人から合筆について教われば、
合筆の読み方は、「がっぴつ」が普通と思うことでしょう。

また、合筆について書かれた書籍では、一般的に、
合筆の読み方として、合筆(がっぴつ/ごうひつ)や、
合筆(「ごうひつ」又は「がっぴつ」)と両方記載しています。

(書籍では、「がっぴつ/ごうひつ」の両方が記載されている)

そのため、書籍から合筆のことを知った人は、
「がっぴつ」でも「ごうひつ」でも、
その人が読みやすい方を選んでいるのです。

つまり、合筆の読み方としては、「ごうひつ」でも、
「がっぴつ」でも、どっちが良い悪いということはなく、
まず2通りの読み方があることを理解することが大事です。

その上で、「ごうひつ」、「がっぴつ」の内、
あなたが読みやすい方・言いやすい方を選択すると良いのです。

ただし、合筆について人と話をする際には、
こちらが「ごうひつ」と言っても、
「がっぴつ」で理解している人には通じないこともあります。

そういったことから、合筆について人と話をする際には、
2通りの読み方があることをあなたが理解した上で、
相手の人が理解している読み方に合わせると、話がスムーズになります。

なお、分筆と合筆を同時に行う分合筆という登記もあり、
分合筆の読み方については、「分合筆の読み方」をご確認下さい。

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合筆の読み方のまとめ

① 合筆の読み方は?
 ⇒「がっぴつ」でも「ごうひつ」でも両方正解。
② 合筆の読み方に違いはある?
 ⇒地域ごとに違いがあり、人によっても違いがある。
③ 結局、がっぴつ、ごうひつ、どっち?
 ⇒2通りの読み方があることを理解した上で、
  あなたが読みやすい方・言いやすい方で良いです。
④ 合筆について人と話をする際の合筆の読み方は?
 ⇒「ごうひつ」又は「がっぴつ」の内、
  相手が理解している読み方に合わせると良いです。
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