土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:合筆登記など不動産の表示に関する登記全般。
経歴:開業以来21年間、合筆登記など登記に関する業務を行っています。
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「収入印紙が必要だけど、どこで買えるのかわからない」
「収入印紙はどうやって買うのか、買い方がわからない」
このようなことでお困りの方も多いのではないでしょうか?
そこで、収入印紙はどこで買えるのかと、
収入印紙の買い方について、
登記申請業務を行っている土地家屋調査士が解説いたします。
この記事を閲覧することで、収入印紙を購入できる場所と、
収入印紙の買い方や、購入時の注意点がすべてわかります。
収入印紙はどこで買える?
収入印紙は、次の場所で買えます。
- 郵便局の窓口
- 郵便局のゆうゆう窓口
- コンビニ
- 法務局の印紙売り場(印紙販売所)
ただ、それぞれ買える収入印紙の種類と、
購入できる日と時間帯に違いがあります。
郵便局:基本的に全種類の収入印紙が購入可能
収入印紙には、額面が1円、10円、50円、100円、
200円、300円、400円、500円、1000円、
5000円、1万円、5万円など全部で31種類あります。
郵便局では、窓口が開いている時間帯なら、
基本的に全種類の収入印紙を買うことができます。
郵便局の営業時間は、通常、平日9:00~17:00です。
一部の大きな郵便局なら、平日9:00~19:00、
土曜は9:00~17:00、日曜はお昼まで開いている所もあります。
郵便局で収入印紙を買う時の注意点としては、
郵便や切手を扱っている郵便窓口で買えるのであって、
ゆうちょ銀行やかんぽ生命の窓口では買えないことです。
郵便局のゆうゆう窓口:夜間や土日祝も購入可能
郵便局のゆうゆう窓口は、
窓口によって開いている時間帯に違いがあります。
しかし、基本的に平日は午後9時まで、
土日祝日も午後3時(または午後6時)まで開いていますので、
ゆうゆう窓口が開いている時間帯なら収入印紙を購入可能です。
ただ、ゆうゆう窓口によっては、
額面が200円や400円、1000円など、
よく売れる額面の収入印紙しか置いていないこともあります。
そのため、何枚かの収入印紙を、
組み合わせて購入することになってしまう場合もあるのです。
たとえば、1000円分の収入印紙が欲しい場合、
額面200円の収入印紙を5枚で組み合わせたり、
額面400円を2枚と額面200円を1枚といった組み合わせです。
コンビニ:200円の収入印紙しか購入できない
収入印紙は、次のコンビニで買えます。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
ただし、駅構内のコンビニなど、
店舗によっては収入印紙を取り扱っていない店舗もあるため、
事前に確認しておいた方が良いです。
また、コンビニでは、基本的に、
額面200円の収入印紙しか売っていません。
額面が500円や1000円などの収入印紙は、
基本的に取り扱っていないため、
買えないということです。
たとえば、1000円分の収入印紙が欲しい場合には、
額面200円の収入印紙を5枚買うことになります。
ただ、深夜でも、いつでも収入印紙を購入できるという点では、
24時間年中無休で開いているコンビニは便利と言えます。
法務局の印紙売り場:登録免許税の納付に便利
法務局では、「印紙販売所」や「収入印紙売り場」の名称で、
収入印紙を売っている場所があります。
なぜ、法務局に収入印紙を買える場所があるのかと言えば、
法務局では、登録免許税の納付の必要な登記申請を、
数多く受け付けています。
そして、登録免許税を納付する場合、
一般的に、登録免許税の納付用台紙に、
税額分の収入印紙を貼り付けて納めるからです。
さらに、土地や家屋の登記事項証明書や公図などの図面類、
法人の登記事項証明書などを取得する際にも、
手数料を収入印紙で法務局に納めることになります。
そういった理由から、
収入印紙の売り場が法務局内にあったり、
法務局の建物に併設されていたりするわけです。
ただ、法務局で収入印紙を購入する場合、
法務局が開いている時間帯しか購入できません。
法務局が開いているのは、通常、
平日午前8時30分から午後5時15分までですので、
平日の夜間や、土日祝日は購入できないことになります。
なお、登録免許税の具体的な納付方法については、
「 登録免許税の納付方法(現金納付と収入印紙)」で、
くわしく解説しています。
収入印紙の買い方は?
収入印紙の買い方としては、
必要な収入印紙の額を窓口担当者に口頭で伝えて、
その金額分の現金を支払うのみです。
いくら分の収入印紙が欲しいと口頭で伝えれば、
その金額に合った収入印紙を用意してもらえます。
これは、郵便局でも、ゆうゆう窓口でも、
コンビニでも、法務局の印紙売り場でも同じ要領なので、
窓口によって収入印紙の買い方に違いはありません。
また、別途手数料なども必要ないですし、
何か書面に記入する必要もなく、
切手を買うのと同じと思えばわかりやすいかもしれません。
そのため、窓口に持って行くのは、
買いたい収入印紙の金額分の現金だけです。
収入印紙を買う時の注意点
収入印紙を買う時の注意点ですが、
見た目と大きさが切手と非常によく似ているため、
受け取るときに収入印紙かどうかを確認することです。
確認の仕方としては、「収入印紙」という文字と、
「日本政府」という文字の記載があれば、
それは収入印紙で間違いありません。
なお、収入印紙の種類については、
「収入印紙の種類は?」をご確認下さい。
収入印紙を貼る登録免許税の納付用台紙については、
「登録免許税納付用台紙テンプレートと書き方」を利用下さい。
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